story~出逢いの奇跡~
「遅い。女の子が1人だと危ないぞ。」

時計を見れば22時。
今日は早いよ。最近、午前様の事も多かったし。

「これでも早いです。最近、午前様の事が多かったから。」

私は鍵を開け部屋に入って行った。
ドアを閉めようとすると佑樹君が割って入って来た。


「何ですか?私は用はありませんけど。」


「一緒にご飯食べようと思って買ってきた。」


お弁当を買ってきたらしい。



「すみませんが私、食べたんでいらないです。それに論文の締め切り近いので帰ってもらえませんか?」


もう、来週には論文仕上げないといけないから。
佑樹君がいると邪魔なの。


「そんな事言うんだ。俺に貸しがあるだろう。ここで食べさせてよ。」

と言うと勝手に上がりお弁当を温め始めた。
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