三本串
『母ちゃん!』
文太が元気よく病室に入っていく
『あら 文太 遅かったねぇ』
『うん 父ちゃんがさぁ あのねぇ 』
いきなりチクリ
ベットの上に上半身をおこし華子は楽しそうに文太と話をしている』
しばらくして
『そろそろ時間じゃない 良雄 しっかりね』
『あ そんな時間か、 よし じゃまた明日な』
今日から店も再開だ!
『じゃね 母ちゃん また 明日くるから』
文太が手を振り 良雄と 病室をでる
『 二人とも 』
二の腕を出して 華子は 明るくガッツ!
文太も同じポーズ
華子の明るい表情を見て良雄は
『よーし 』
と 気合いを入れ 4日ぶりの [三本串]に向かった。