三本串
今日は終末。

店内も客でいっぱいだが 持ち帰りの客が外に並ぶ


今日は良雄の後輩が三人 自主的?に手伝いに励んでいた


地元の不良

しかし[三本串]にくれば礼儀正しい働き物に変わる


異様な光景だ


店の中から


『こらっ もっと愛想よくお釣渡せや ボケッ』


三本串のバイト教育担当? 邦夫が怒鳴る


『は はい 先輩!』


愚痴王 邦夫は後輩からすれば怖い存在


『父ちゃん 今日いっぱいバイトいていいね 明日友達と野球しにいくから早く帰っていい?』


『お いいぞ あ 文太 マサがマグロの握り持って来てたぞ 礼いっとけ』


『まじ? おーい マサおじさん ありがと』

『おー 文太 父ちゃんに食われん内に 早く食えよ おやすみ』


皆 華子のことをわかって協力してくれている

口で言わないが良雄は感謝の気持ちに浸っていた


『良雄 どうした?』

心配そうに邦夫が声をかける


『あ? なんでもねぇ これ ボックスに持ってくれ』

と 焼き鳥の盛り合わせをつきだした


本日のバイト一人追加!
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