三本串
『なぁ 華子ちゃん 実は俺 真面目に働くことにしたんだ』


『えっ そう 良かったね 前から良雄も心配してたもの』


『うん 実は きっかけ作ってくれたのも 良雄なんだ』


この前の経緯を華子にきかせる


『へぇー そっか で?いつから 佐々木さんの所に行くの?』


『あぁ それなんだけど 華子ちゃんが戻るまで お店の手伝いしようと思ってるんだ 勿論 金なんかいらないし 俺少しでも約にたちたいんだ』


真剣な表情で邦夫は言った


『で でも・・』


『まっ ボランティアみたいなもんだ 華子ちゃんがお店に出れるまでの あっ だから早く良くなってお店に戻ってきてよ そうじゃないと俺持たないし』


豪快に笑いながら 邦夫は言った


ありがとう邦夫君 そして頑張って・・・

でも 大丈夫かしら?

華子はそう思いながらリハビリステーションに戻った。


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