三本串

前掛けを下に投げ 泣きながら文太が家に走っていった


『良雄 何も あー言わなくっても 』


いいかけた邦夫に


『アイツは よくやってるよ ただ 友達と遊ぶ時間も少ないだろうし 勉強もする暇ねぇだろ あれぐらいキツく言わないと また俺に気を使って手伝おうとするだろ もっと子供らしいことさせてやらないとな アイツの為だよ』


良雄は サラッと言った。

本心 文太の手伝いは嬉しかったが 文太の為を思いの言葉だった

『でも・・・』


文太を心配な邦夫


『心配すんな アイツあれぐらいで へこむ玉か ほら 早く準備しろっ』


そして 開店。



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