俺の恋した生徒は…《先生×生徒》



お父さんが出て言ってどれくらい経っただろう、私は泣き疲れて眠ってしまったみたいで気付けば夕方。



それでもお父さんに言われたことが頭から離れず、また泣きそうになる。



先生…加賀美先生に会いたい…



私はスマホの電話帳から″加賀美先生″の文字を探す。


「まだ仕事中かな…」



確か電話番号でもショートメール出来たよね?
でも、なんて送ろう…


″会いたい″なんて送っても彼女でもあるまいし、先生困るよね。


″助けて″…も心配しちゃうか。



とりあえず…
私はショートメールで加賀美先生に、

《先生?》

とだけ送ることにした。



ーーー---ピッ


送っちゃった…




あ…待って、
先生は私の番号を知らないから誰から来たか分からないじゃん!!!



やらかした…



他の子にも教えてたりして、、、
それだったら″先生?″だけじゃ私だって分からないし、

もしそうだとしたら嫉妬しちゃう!




そう1人で後悔していると、


ーーー---♪〜



私はすぐにスマホ画面を見る、


そこには大好きな″加賀美先生″の文字。


ドキドキしながらタップする。


《楠木か?風邪大丈夫か?》



私って分かってくれたんだ…
てことは私にしか番号教えてないの、かな?


嬉しくなった私は、


《うん、当たりっ!!》

と、テンション高めに返信してしまった。
さっきまで苦しかったのに、先生のメール1つでこんなに元気になれるんだ。


そのあと続けて、

《本当は風邪じゃないです…嘘ついてごめんなさい。》

と送った、
するとなかなか返信が来ない。


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