王様と黒猫
ジェイクはそういって含みのある笑顔を貼り付けながら、部屋を出て行った。俺はあいつにかき回され、また熱が上がりそうだったのでそのままベッドに横になる。

すると身体が重くなり、あいつの持って来た胡散臭い薬が効いてきたのだとわかった。

いろいろと考えなければいけないのだろうが、急激に眠気が襲ってくる。うつらうつらとした頭の端でシオンの事を考えながら、やがて眠りへと落ちてしまった。




















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