身代わりペット
うん。

大体の流れは把握出来たんだけど。

で?

え?

私の髪質がルイちゃんの毛質に似てる?

課長がその私の毛質を気に入った?(←変態チックだな)

んで私にペットになって欲しい??(←これはカンペキ変態)


(ん??あれ??)


なんだろう。

もの凄くイヤ~な予感しかしない結論に至った気がするんだけど・・・。

そ~っと課長に視線を向けると、何かに気付いた私に微笑みかけながら一度だけ深く頷いた。

それを見て全てを悟った私は、首と手を高速で横に振った。

「いやいや、無理ですっ!絶対に無理っ!!」

「中条~~!そこを何とかっ!!」

課長が顔の前で手を合わせ、お願いのポーズを取る。

「無理ですって!無理無理!」

「そう言わないでくれよ~。やっと安眠出来そうなんだよ!さっきから腹も減って来たし、なんだか気分が良いんだ!人助けだと思って!なっ!?」

「絶っ対にイヤです!他を当たって下さい!」

ルイちゃんの代わりなんて、絶対にお断りだ。

何をされるか分かったもんじゃない。

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