哀しみの最果て
6畳程の病室にはベッドが1つに簡易冷蔵庫が置いてあるだけの簡素な病室だ。


宮部は柿沼の寝顔を見て今回の仕事も無事に終わったという達成感が込み上げてきた。


「すみません。1つ言い忘れましたが、まだ意識が戻ってないんですよ。」


宮部は斉藤に疑問を呈した。


「え…、そ、そうなんですか?そもそも何があったんですか?」
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