哀しみの最果て
「あったあった。柿沼修一。Jクラフトのやつか!」


鉄が宮部の目の前に置いたのは柿沼の名刺だった。


宮部は少し驚いた表情を見せ疑問を呈した。


「これいつもらったの?」


「わりと最近だった気が…2週間前くらいかな?」


「この店に来たって事?何話したか覚えてる?」


「確か、夜の22時くらいだったかな。こいつがきて写真を見せられたんだよ。」


「写真?」
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