哀しみの最果て
この部屋では高齢の方たちが思い思いに余生を楽しんでいる姿が見られる。


自分達も空いている席に座り静かなこの空間に心を沈めた。


10分程待っていると白髪頭の老人が部屋に入ってきた。


「よぉ、翔。元気か?お!日野君も来てくれたのか。」


この老人が宮部の父親だ。
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