俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~

「ところで片桐君はどうなんだい?仕事をバリバリやっているようだけど?プライベートは?彼氏とかはいるの?」

(- 変な方向に話がいったな。)

塔子は曖昧な微笑みを浮かべた。

「社長、今そういう事を聞くとセクハラですよ。」
千堂の言葉に、

「今の世の中は難しいな。」
そう言うと、社長はお造りに手を伸ばした。
「うん、美味い。」

塔子はほっと胸をなでおろすと、
そこから、料理の話や、仕事の話をそつなくこなした。
< 10 / 147 >

この作品をシェア

pagetop