俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
「きちんと、話できたか?」

「……うん」

「アイツにもいい相手が見つかるといいな」
大輔の言葉に塔子も頷いた。


2人は家に帰ると、大輔が先に風呂に入り、塔子は簡単に夕食を作っていた。

タオルで髪を拭きながら、リビングにやってきた大輔は、

「遅くに作ってもらってごめん。ありがとう」
そう言って塔子の横に立つと、塔子をそっと抱きしめた。

「私も、あんまり食べてないし。大丈夫だよ」
塔子は簡単に冷蔵庫にあった、アボガド、生ハム、豆腐、レタスにトマトでサラダを作り、チキンと野菜をオーブンで焼いた。

「ワインでいい?」
大輔は料理を見ながら、塔子に尋ねた。
「うん、赤があうかな」
塔子に返答に、大輔はワインを出し、グラスとオープナーを持ってソファに向かった。

「明日、休みだしこっちでいいだろ?」
大輔はソファの前のテーブルにワインを置くと塔子に聞いた。

「うん」

「先に飲んでて、オーブン焼けるまでもう少しかかるから、サッとシャワー浴びてくる」
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