俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
「ねえ、いつからそんな女を翻弄する人になったのよ……」
呆れたように言った塔子に、大輔はジッと塔子を見つめると、

「塔子だって、いつの間にか、俺を誘う目をするようになったよ」

「え……?」
子犬の大輔が嘘のように、妖艶な瞳で見つめられて、塔子は何も言えずただ大輔を見つめ返した。
「ほら、その目。そんな目するともう我慢しないぞ」

「……しな……」

「なに?」

「しなくて……いいよ……」
そう言うと、塔子は頬を染めて横を向いた。

「やばい……」
大輔はそれだけを呟くと、塔子を抱き上げ、塔子の寝室のベッドにドサッと下ろした。

「きゃっ!」
急な大輔の行動に、塔子は大輔を見上げた。

塔子の潤んだ瞳、上気した頬、顔に少しかかった髪……どれもが大輔を煽った。

(お前…本当に、いつの間にそんなに女になったんだよ……)
大輔は少しの悔しさと、ようやく手に入った塔子に感情が高ぶるのを感じた。

(本当に好きな女だと、こんなに、理性が効かないのかよ。中学生かよ。俺……。でも、もう止めれれない)

ベッドに下ろした塔子を組み敷くと、大輔はまた唇を奪った。
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