俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
塔子の家は、会社から20分ぐらいの古い木造家屋ををリノベーションしたところに住んでいた。
セキュリティは決してよくないが、落ち着く2LDKの木造家屋と、小さいが庭が気に入っていた。

「ありがとうございました。千堂室長。」

「お前、ここに住んでるの?」
なぜか一緒に降りた千堂が家を見上げながら聞いた。

「な、なんで降りたんですか?」
塔子は慌てて聞いた。

(- なんで降りてるの?やめてよ。)

「俺は、お前の保護者だろ?お前の事を知ったからには知る義務がある。」

「義務なんてない!」
塔子が声を上げた。

(- もうあなたは、あたしの保護者なんかじゃない。あたしは子供じゃない…。)

「近所迷惑。」
千堂に冷静に言われ、思わず口を押えた。

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