俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
そして、大輔が就職と同時に東京を出るのをきっかけに一切の連絡を絶ち切った。
塔子もそんな地元を離れたい一心で大阪の大学へ入学し引っ越した。

大学へと進むと同時に、今までの恋愛脳だったふんわりした女の子を捨て、今のクールな塔子へ変わっていった。
自分を守る術だった。

今までの甘えん坊で、よく泣いていた女の子はいなくなったのだ。

もちろん、彼氏もいたし、それなりに恋愛もしてきたつもりだった。

でも…。

ここで、塔子は頭を振った。

(- でも何よ。これ以上何も思い出してはダメだ…。週末本当に来るのだろうか…。)


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