俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
「あたりまえでしょ。そんなことするわけない」

「まあ、怒る彼氏もいなさそうだし、お前の潤いに協力してやってるんだよ」

その言葉に、必死に冷静を装っていたが、我慢できずに手をぎゅっと握って声を上げた。

「そんなこと頼んでない!別に潤いなくても私には仕事があるんだから!」
そう叫んでハッとした。

(相手がいないの認めてるじゃないこれじゃあ……)

大きくため息つくと、塔子は諦めたようにオムライスを口に放り込んだ。

(そうだよ。だいちゃんには敵わない。昔も……そして今も……)
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