俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
部長に報告を終え、デスクに戻るとすぐに由美子に呼ばれた。
「塔子さん、それはそうと千堂室長とも話しました?」
(え?なんでここでも彼の名前が……)
急に出てきた千堂の名前にドキリとして、塔子は片付けていた手を止めた。
「いらっしゃったよ。それがどうしたの?」
「どうしたって……。副社長に相手がいることが分かった今、社内の女性が狙ってる最有力候補ですよ!異例の速さで出世して、あのルックス。そしてあの優しさ。なんとも思わなかったんですか??」
由美子の問いかけに一瞬、思考が昔に戻りかけた。
「そうですよ、片桐主任、千堂室長ってなかなか会えないから余計に貴重なんですよ!」
興奮気味に声をあげる、女の子たちに塔子は慎重に言葉を選ぶ。
「そうなんだ……確かに素敵な方よね」
(冷静に冷静に。変な答え方じゃなかったよね?)
「いいな。今から一緒に食事なんて」
そんな塔子の気持ちなどわかりもしない、由美子は羨ましそうに言って目を輝かせた。
「そんなにいいものじゃないわよ。社長と一緒なんて仕事と一緒じゃない?」
肩をすくめていった塔子の言葉に、由美子達も考える表情を浮かべた。
「確かに……。社長とじゃ美味しい物もおいしいって感じれなさそうだよね」
頷きあいながら話す2人に、ヒラヒラと塔子は手を振ると、
「じゃあ、みんなも早く上がってね。お先です」
「お疲れ様です!」
後ろからの声を聞きながら、塔子は足早にエントランスへ向かった。
「塔子さん、それはそうと千堂室長とも話しました?」
(え?なんでここでも彼の名前が……)
急に出てきた千堂の名前にドキリとして、塔子は片付けていた手を止めた。
「いらっしゃったよ。それがどうしたの?」
「どうしたって……。副社長に相手がいることが分かった今、社内の女性が狙ってる最有力候補ですよ!異例の速さで出世して、あのルックス。そしてあの優しさ。なんとも思わなかったんですか??」
由美子の問いかけに一瞬、思考が昔に戻りかけた。
「そうですよ、片桐主任、千堂室長ってなかなか会えないから余計に貴重なんですよ!」
興奮気味に声をあげる、女の子たちに塔子は慎重に言葉を選ぶ。
「そうなんだ……確かに素敵な方よね」
(冷静に冷静に。変な答え方じゃなかったよね?)
「いいな。今から一緒に食事なんて」
そんな塔子の気持ちなどわかりもしない、由美子は羨ましそうに言って目を輝かせた。
「そんなにいいものじゃないわよ。社長と一緒なんて仕事と一緒じゃない?」
肩をすくめていった塔子の言葉に、由美子達も考える表情を浮かべた。
「確かに……。社長とじゃ美味しい物もおいしいって感じれなさそうだよね」
頷きあいながら話す2人に、ヒラヒラと塔子は手を振ると、
「じゃあ、みんなも早く上がってね。お先です」
「お疲れ様です!」
後ろからの声を聞きながら、塔子は足早にエントランスへ向かった。