俺様室長は愛する人を閉じ込めたい～蜜愛同居～

「今日は、だいちゃんもう家に帰るよね？じゃあ、私は帰るね」
大輔のマンションの駐車場に車が止まったことを確認すると、塔子は車から降りようとした。

そんな塔子の腕を掴むと、
「え？いいじゃん、うちに泊まって行けば」
当たり前のように言った大輔に、塔子は少し困惑の表情を浮かべた。

「でも……何も用意がないし……」

「明日の朝、送って行くから。な？俺の酒にも付き合って」

そう言われると、塔子は自分しかお酒を飲んでない事もあり弱かった。

「わかった」
塔子はコンビニで必要な物を少し買い、大輔の部屋へと向かった。

「お邪魔します……」
呟くように言った塔子に、
「何遠慮してるの？ほら、見たがってた夜景も見えるぞ」

その言葉に、塔子は窓際へと移動すると、景色に目を向けた。