俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
「おい、せめて水で飲めよ」
そう言うと、晃は慌てて自販機で水を買ってきた。

「大丈夫でしょ?」
軽く言った塔子に、
「ほら、今からでも遅くないから」
そう言うと、塔子の手に水を握らせた。

その様子に塔子はクスクス笑うと、
「ありがとう」
と微笑んだ。

「まだ、忙しいのか?」

「うーん、もう少しでめどはつきそうなんだけどね」
塔子は腕を上に伸ばすと言った。

「じゃあ、目途がついたら飲みに行こうな」
優しく笑った晃に、塔子も微笑んで頷いた。

「そうだね。楽しみにしてる」
塔子は時計をチラッと見ると、髪を耳にかけ、立ち上がった。

「じゃあ、行くね。晃、ありがとう」

「おう」
晃は塔子が戻って行くのをじっと見ていた。

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