モウヒトメアイタイ~コラボ~
ひょいっと、横たわる私の上に、誰かが顔を出す。
声に似つかわしい、ちょっと中性的な感じのする、男の人。
かっ、かわいい。
こちらを見下ろしているせいで、色素の薄い髪が、顔にかかっている。
それも、彼の美貌を引き立たせている。
「サナ」
地響きをさせて、野太い声が響く。
カエルのようだ。
「オレはサナじゃない。『サナ』を模した形をしているだけで…まあいい、何だ?」
「エサか?食っていいか?」
カエルは、地面に横たわったままの、私を見ている。
サナ、と呼ばれた人がまた、私をのぞき込む。
そして、ふっと笑った。
ああ、この笑顔のためなら、カエルに食われてもいいかも。
「ダメだよ。君が間違って落としちゃったんだ。謝って帰ってもらわないとね」
残念そうなカエル。
声に似つかわしい、ちょっと中性的な感じのする、男の人。
かっ、かわいい。
こちらを見下ろしているせいで、色素の薄い髪が、顔にかかっている。
それも、彼の美貌を引き立たせている。
「サナ」
地響きをさせて、野太い声が響く。
カエルのようだ。
「オレはサナじゃない。『サナ』を模した形をしているだけで…まあいい、何だ?」
「エサか?食っていいか?」
カエルは、地面に横たわったままの、私を見ている。
サナ、と呼ばれた人がまた、私をのぞき込む。
そして、ふっと笑った。
ああ、この笑顔のためなら、カエルに食われてもいいかも。
「ダメだよ。君が間違って落としちゃったんだ。謝って帰ってもらわないとね」
残念そうなカエル。