あなたの幸せを心から願う
どうしよう。



子供が出来たからって別れようって言われたら…。




そんな気持ちもよぎったけど私は路唯くんを信じることにした。




路唯くんには直接言わなきゃと思いメールをすると今から会うことになった。




家に戻り路唯くんを待っているとチャイムが鳴った。




路唯くんに先に部屋に行ってもらい、ジュースとお菓子を持って部屋に行く。




「話ってなんだ?



今日確か病院行くって言ってたよな?」




「うん、あのね。



ミミは進行がゆっくりだって、でもいつかいきなり聞こえにくくなるかもしれないから、



気をつけてって言われたよ。」




路唯くんが安心した顔をする。




「でね、私ね。」



路唯くんが言葉に詰まってしまった私の頭をポンポンする。




「私っ、、に、んしん、したのっ、、」



涙が出てきて止まらなかった。



拒絶されたらどうしようって。




「ま、じ?



え!おれめっちゃ嬉しいんだけど!」




そう言って私に抱きついてきた。




「ほんとに?嫌いにならない?」



「なる訳ねぇじゃん!」



さっきよりも強く抱きしめてくれる。
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