あなたの幸せを心から願う
そう思い、職員室に向かった。




中に入ると私に気づいた先生がこちらに来る。



「佐倉、あの席でちゃんと聞こえるか?」


そう心配そうに私に聞いてくる先生に



「はい、大丈夫です。ありがとうございます。」



そういって軽く会釈する。



「聞こえにくかったりしたらすぐに言うように。分かったね?」




そう言って先生は自分の席に戻って行った。



あの先生絶対心配性。


とか思いながらも優しい先生に心の中でありがとうと言った。



職員室をでると、



ドアの前に綺麗な男の子がいた。


「あ…」


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