あなたの幸せを心から願う
そう言って照れている仁奈。



可愛いなぁ。



「あ!ほら、噂をすれば海里くんじゃん!」



校門の前に海里くんの姿が見える。




「行ってきなよ!」



そう言って仁奈の肩を押す。



「いいの?ありがとう!行ってくる!」



そう早口で言って海里くんの方へ走っていく。



女の子だなぁ。



2人の後ろ姿を見ながらのんびり歩いてると、



「小春ちゃーん!おはよう!」



後ろから突然話しかけられた。
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