あなたの幸せを心から願う
「そうですけどーなにかー??」



わざとすねた感じで言うと



「ごめん、小春が可愛くてつい!


それより、お腹空かない?」




謝る気のない謝り方だ。



でも、確かにお腹すいた。



昼も食べてないし…



「ご飯食べて帰るか!」



路唯くんが立ち上がって歩き出す。



私もそれに着いていく。




あの時の夢は何だったんだろう。



ううん、気にしないでおこう。



この日以降この夢を見ることは、なかった。
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