Innocent -イノセント-
くっきり二重の黒目が大きな瞳。
マスカラを塗らなくても、太く長く上を向いたまつ毛。
目尻の下には小さな泣きぼくろがあって、筋の通った高い鼻も、小さな唇も、顔のパーツ全てが整っている。
いつもナチュラルメークのノンちゃんは、素材が良いからそれだけでも完璧なんだけど、中身は凄くおっちょこちょいだったりするから憎めない。
いつも、鍵がないと騒いでは、大抵カバンの中にしまってあったり、酷い時は自分の手に握りしめていたりもする。
買い物に行っても肝心な財布を忘れたり、料理をすれば指に傷を作ることもしばしば。
道に迷って困ってるおばあちゃんを見ては放って置けず、一緒に目的地を探して辿り着いたまでは良かったものの。
帰り道が分からなくって、自分がしっかり迷子ちゃんになったノンちゃんを、隣街まで響ちゃんが迎えに行ったこともある。
部屋の中にいても、どうしてそこに?
って、不思議なほど、よく足の小指をぶつけては涙目でうずくまる、綺麗だけどドジな可愛いノンちゃん、その人は……。
私の大好きな人であり、自慢の叔母だ。
マスカラを塗らなくても、太く長く上を向いたまつ毛。
目尻の下には小さな泣きぼくろがあって、筋の通った高い鼻も、小さな唇も、顔のパーツ全てが整っている。
いつもナチュラルメークのノンちゃんは、素材が良いからそれだけでも完璧なんだけど、中身は凄くおっちょこちょいだったりするから憎めない。
いつも、鍵がないと騒いでは、大抵カバンの中にしまってあったり、酷い時は自分の手に握りしめていたりもする。
買い物に行っても肝心な財布を忘れたり、料理をすれば指に傷を作ることもしばしば。
道に迷って困ってるおばあちゃんを見ては放って置けず、一緒に目的地を探して辿り着いたまでは良かったものの。
帰り道が分からなくって、自分がしっかり迷子ちゃんになったノンちゃんを、隣街まで響ちゃんが迎えに行ったこともある。
部屋の中にいても、どうしてそこに?
って、不思議なほど、よく足の小指をぶつけては涙目でうずくまる、綺麗だけどドジな可愛いノンちゃん、その人は……。
私の大好きな人であり、自慢の叔母だ。