王様と私のただならぬ関係
「明日香ー」
と水槽の側に一輪挿しの瓶を持っていき、それを活ける。

「謎の仮面の人に花もらっちゃったよー」
と言って、明日香と花に笑いかけた。

 明日香は、相変わらず、へー、そう、という顔で、横目にこちらを見ているように見えた。





< 236 / 298 >

この作品をシェア

pagetop