好きです西野くん!

それだけ言うと、私はズイっと西野くんに傘を無理やり渡す。


「はい!傘どうぞ」


「‥.まぁうざいけど、そこまで言うなら借りてくわ」


…へ??


今借りるって言った?


やったぁー!想い通じた?

良かったー私の傘使ってくれるー!


「うん!じゃあ私はこれで!また明日ー!」

ガシッ

私は傘を渡し、走って帰ろうとした時、
西野くんの手が私の腕を掴んで引き止めた。


「…お前馬鹿なの?」


「え‥?馬鹿??違うよ?」


それより腕ー!!


西野くんが私の腕をー!!


「馬鹿すぎるから、人に傘貸して自分は濡れて帰るって?」


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