好きです西野くん!

すると、ぶりっ子女はお弁当の袋からお弁当箱を出すと中身を開けた。


っちょ!!何開けてんの!!??


それはなんじゃないの!???


これはありえない!!


「ちょっと…!」


私のお弁当の中身を見て何やら悔しそうな顔をした。


…え何その顔?


(あんたこれ、自分で作ったの?)


「あーうん、料理好きだから」


すると、ぶりっ子女は悔しい顔からニコ笑顔に変わった。



え?何その顔の変わり方???


なんかこわい!!


ぶりっ子女はお弁当箱を閉じると私に差し出してきた。


(すごい上手なのね〜坂野さん〜!なんかごめんねぇ〜。)


な、なんかそんなに思って無さそうだけど、
てか嘘っぽいなーその笑顔…。


差し出されたお弁当を取ろうとした


その時


取る寸前にぶりっ子女はお弁当から手を離した。



そして、




カチャンっ




私のお弁当は屋上の床に落っこちた。
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