好きです西野くん!
屋上の扉の方から聞こえる低い声
私の知ってる…。
大好きな、西野くんの声…。
(っに、西野くんっ…!)
ぶりっ子女はこの世の終わりといったような顔をしている。
来てくれたのは、嬉しい…。
でも今は来てほしくなかった…。
扉の方からゆっくり近づいてくる西野くん
西野くんが来てくれたけど、顔を上げられない…。
…多分今顔上げると、絶対泣く…。
でも、そんなのを気にすることなく、
一歩一歩近づいてくる大好きな西野くん。
歩みを進めていた西野くんの足音はピタッと止まった。
そう…私の目の前で