添い寝は日替わり交代制!?
北海道に1年だけ行くことを親に告げに帰ることになった。
心春としては自分はもう社会人なんだし、わざわざ親に言うことじゃないと思っていた。
それでも貴也さんが絶対に言った方がいいと言うので仕方なく来ていた。
少し寄っただけで帰るつもりの短い滞在。
「じゃ来週から北海道勤務だから。」
帰り際、なんともない感じで言ったのに、お母さんが涙目だった。
どうして………。
「心春はしっかり者で手のかからない子だったから、なんでも自分で決めて………。
心配はしてないよ。
頑張ってらっしゃい。
つらくなったら帰って来てもいいんだからね。」
お母さん………。
だって私は………。
「私たちの娘なんだから大丈夫って思うんだけどね。
やっぱり北海道なんて遠いところ……寂しくて……。」
泣き声で途切れ途切れの言葉にこちらも泣けそうになってしまう。
「長い休みは帰って来なさい。」
お父さんにそう言われ「うん。じゃ行くね」と涙がこぼれないうちに駅へと足を向けた。
駅では貴也さんが待っていてくれた。
カフェの中から手を振る貴也さんに振り返す手が溢れた涙で振れなくなった。
ずっと、ずっと、自分は心配もされず、気にもされていないと思っていた。
言葉では「心配してないよ」と言われたけど、心配してくれているのが痛いほど伝わって来た。
カフェから出てきた貴也さんが何も言わずに抱きしめてくれていつもみたいに背中をさすってくれた。
その手が優しくてますます涙が流れた。
心春としては自分はもう社会人なんだし、わざわざ親に言うことじゃないと思っていた。
それでも貴也さんが絶対に言った方がいいと言うので仕方なく来ていた。
少し寄っただけで帰るつもりの短い滞在。
「じゃ来週から北海道勤務だから。」
帰り際、なんともない感じで言ったのに、お母さんが涙目だった。
どうして………。
「心春はしっかり者で手のかからない子だったから、なんでも自分で決めて………。
心配はしてないよ。
頑張ってらっしゃい。
つらくなったら帰って来てもいいんだからね。」
お母さん………。
だって私は………。
「私たちの娘なんだから大丈夫って思うんだけどね。
やっぱり北海道なんて遠いところ……寂しくて……。」
泣き声で途切れ途切れの言葉にこちらも泣けそうになってしまう。
「長い休みは帰って来なさい。」
お父さんにそう言われ「うん。じゃ行くね」と涙がこぼれないうちに駅へと足を向けた。
駅では貴也さんが待っていてくれた。
カフェの中から手を振る貴也さんに振り返す手が溢れた涙で振れなくなった。
ずっと、ずっと、自分は心配もされず、気にもされていないと思っていた。
言葉では「心配してないよ」と言われたけど、心配してくれているのが痛いほど伝わって来た。
カフェから出てきた貴也さんが何も言わずに抱きしめてくれていつもみたいに背中をさすってくれた。
その手が優しくてますます涙が流れた。