だったらあんたが堕ちてくれ
「妹は。好きなやつ。いないの」
「妹じゃなくてさくら!格好いい先輩はいるんだけどその人にはすでに彼女いるんだよねー。がっかりだよ」
「どんな人」
「身長高くてー、目がキリッとしててー、そんでめっちゃ優しいの!
私、移動教室で荷物ぶちまけちゃったんだけど、たまたま通りかかった先輩が拾ってくれたの!
怪我してない?大丈夫?って!ね!イケメンでしょ!」
椿は意味深に秀俊へ向け目配せをする。
落ち込みかけの秀俊はなんとか自分を奮い立たせー
「さくらちゃん、これも食べて。新発売なんだけどめっちゃ美味いから」