だったらあんたが堕ちてくれ

同じルーティンを繰り返し、なんのトラブルもなく日々を過ごした。

もうね、本当穏やか。

父さんたちは相変わらずだし、意外や意外!

妹と秀俊はなんだか連絡をとってるみたいだし!

そんなある日だった。

「椎名先輩」

図書館で下級生に会った。

「おお、柴崎も課題?」

「はい。課題多すぎですよねー。あ、隣いいですか?」

「どーぞどーぞ。って俺んちじゃないけど」

「お邪魔しまーす」
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