だったらあんたが堕ちてくれ

でも可憐。

髪は黒いし化粧も濃くない。

なかなかどうして、かなり俺のタイプだ。

「ダメですか?」

上目遣いの口パク。

かなり唆る。

ーガタ。

椅子を引く音にハッとする。

反対隣を見ると椿は食堂に向かって歩みを進めている。

「ごめん!」

急いで課題を突っ込み、椿を追う。

「待って!俺も行く!」

小さく声をかけるも無視。
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