だったらあんたが堕ちてくれ
「おはよう。柊、悪いんだけど椿ちゃん起こしてきてくれる?そろそろご飯準備できるから」
ちゃん?
そんな歳じゃないだろ。
よく見積もっても二十代半ば。
もしかしたらもっと上かもしれない。
「なんで俺?ってか起こしてどうすんの?飯食って、その後は?やっぱり警察に届けたほうが良くないか?」
「嫌。しつこい男はモテないよ。これも、まあ一応覚えといて。あんたがモテようがモテまいが興味ないけど」
少しだけ期待してた。