だったらあんたが堕ちてくれ
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学校が終わって、図書室に行く友達と別れて、苛立ちをぶつけるように大股で帰路につく。
冬の空気に露出した肌はどんどん冷えていく。
だけど頭だけは怒りの熱を失わない。
ドアを開けると玄関にはちょうど椿が妹のコートを着て立っていた。
「何買ってくればいい?一人で行ってくるから買い物のリストだけ教えて」
「なんでキレ気味なの」
「いいから必要なもの言えって」
今日は一日椿のせいで散々な目に合ったんだ。
とてもじゃないけど仲良くお買い物なんて気分じゃない。