たとえこの身が焼かれてもお前を愛す
すると、
ふわ......ふわ.....。
あちらこちらで黄緑色の小さな光が点滅を始める。
最初は遠くで光っていたものがいつしか近くでも。
これは.....蛍?
「お前の髪にもとまっているぞ」
小声でエルンストがつぶやく。
エルンストを見るとその頭にも小さな光が点滅していた。
「ご主人様の髪にも」
フィーアが答える。
書物では読んだことがあるが、実物を見たのは初めてだった。
本当にこんな美しい生き物がいるなんて....。
フィーアは感激していた。
ぼぅと闇に浮かび上がる光は幻想的で、この世のものではないかと思うほどだ。
そこは見事な蛍の丘だった。
ふわ......ふわ.....。
あちらこちらで黄緑色の小さな光が点滅を始める。
最初は遠くで光っていたものがいつしか近くでも。
これは.....蛍?
「お前の髪にもとまっているぞ」
小声でエルンストがつぶやく。
エルンストを見るとその頭にも小さな光が点滅していた。
「ご主人様の髪にも」
フィーアが答える。
書物では読んだことがあるが、実物を見たのは初めてだった。
本当にこんな美しい生き物がいるなんて....。
フィーアは感激していた。
ぼぅと闇に浮かび上がる光は幻想的で、この世のものではないかと思うほどだ。
そこは見事な蛍の丘だった。