たとえこの身が焼かれてもお前を愛す
「今日からお前だったな。安心して寝過ごした」
ね、寝過ごしたって....そんな。
フィーアはカチンコチンに固まった体をぎこちなく動かして、クローゼットを開けると白のシャツを取り出し、エルンストに渡そうと振り返った。
「キャーーーーっ!!!」
手に持っていたシャツがパサリと床に落ちる。
「ご、ご主人様どうか下着を....」
その場にしゃがみ込みシャツを拾いながら視線に困るフィーアの姿が。
「ああ?そうだ」
冷静沈着、クールなエルンストからは想像もつかない光景だった。
寝ぼけているのだろうか?
フィーアはその場から逃げ出したい気分だ。
「風呂も一緒に入っているのだ。別に驚く必要もあるまい」
ヘレナやコンラートが聞いたら誤解しかねないセリフをエルンストが吐く。
「一緒に入ってなどおりません。お背中を流しているだけです」
「どう違うのだ?」
「違いますっ!」本当に目の前にいる人はご主人様なのだろうか?
まるで別人。フィーアは困惑しきりだった。
ね、寝過ごしたって....そんな。
フィーアはカチンコチンに固まった体をぎこちなく動かして、クローゼットを開けると白のシャツを取り出し、エルンストに渡そうと振り返った。
「キャーーーーっ!!!」
手に持っていたシャツがパサリと床に落ちる。
「ご、ご主人様どうか下着を....」
その場にしゃがみ込みシャツを拾いながら視線に困るフィーアの姿が。
「ああ?そうだ」
冷静沈着、クールなエルンストからは想像もつかない光景だった。
寝ぼけているのだろうか?
フィーアはその場から逃げ出したい気分だ。
「風呂も一緒に入っているのだ。別に驚く必要もあるまい」
ヘレナやコンラートが聞いたら誤解しかねないセリフをエルンストが吐く。
「一緒に入ってなどおりません。お背中を流しているだけです」
「どう違うのだ?」
「違いますっ!」本当に目の前にいる人はご主人様なのだろうか?
まるで別人。フィーアは困惑しきりだった。