ダサ倉君に焦がれたい
「SUはなんて言おうと、あたしはSUのことをよく知ってるわ。
SUの作る曲はあたしの曲だし、あたしはSUとトイレに入ったこともある」
……は?
すばるくんとトイレに入ったことがある!?
何それ。
まさか、トイレであんなことやこんなことした訳じゃないよね。
想像が想像を呼んだ。
だけどただ一つ言えること。
それは、すばるくんがあたしに嘘をついていたことだ。
そして、ショックだった。
大好きな早瀬純が、こんなに高飛車で腹黒い女だとは。
「あたし、あなたほど美人でもスタイル抜群でもありません」
早瀬純を睨みながら言う。
「でも、あなたみたいに人を見下したりしない。
性格は、あなたよりも絶対いいです!」