ダサ倉君に焦がれたい





「SUはなんて言おうと、あたしはSUのことをよく知ってるわ。

SUの作る曲はあたしの曲だし、あたしはSUとトイレに入ったこともある」





……は?

すばるくんとトイレに入ったことがある!?

何それ。

まさか、トイレであんなことやこんなことした訳じゃないよね。





想像が想像を呼んだ。

だけどただ一つ言えること。

それは、すばるくんがあたしに嘘をついていたことだ。

そして、ショックだった。

大好きな早瀬純が、こんなに高飛車で腹黒い女だとは。






「あたし、あなたほど美人でもスタイル抜群でもありません」




早瀬純を睨みながら言う。




「でも、あなたみたいに人を見下したりしない。

性格は、あなたよりも絶対いいです!」


< 205 / 322 >

この作品をシェア

pagetop