ダサ倉君に焦がれたい
訳が分からないあたしは、早瀬純とすばるくんをぽかーんと見ていた。
それにしても、すばるくんのその発言……
びっくりするんだけど、色んな意味で。
「分かったわよ」
早瀬純は立ち上がり、壁に掛けてあるベースを取る。
それって、JUNこと洵さんのベースじゃないの!?
ちょっと待って……
純って……
あたしは、まるで漫画のように口をパクパクさせていた。
まさか……
まさか、何かの悪夢!?