ダサ倉君に焦がれたい
やっぱり、モヤモヤは完全には消えなかった。
でも、随分楽になった。
すばるくんの気持ちを再確認して、愛されているんだと分かって。
それだけで、これからも頑張れそうだった。
「あんな雑誌のことでへこんでたら、SUの彼女なんて務まらないよね」
そう言うあたしに、
「ううん。不安なことがあったらちゃんと教えて欲しい」
すばるくんは言う。
「僕は確かにSUだけど、ダサ倉だから。
モテないダサ倉だから」