ダサ倉君に焦がれたい





そんなあたしを、すばるくんは決まり悪そうに見る。

そして、少し頰を染めて言う。




「そんな訳だから……

洵が言う通り、距離置くのは……嫌だよ」




その言葉を聞いて、やっぱり胸がきゅんと鳴った。




嬉しいよ。

あたしもまだまだすばるくんの隣にいたい。

その笑顔に酔って、時にはライブに痺れたいんだ。






「つばさちゃん。

今日もしっかり見ていてね。

僕、つばさちゃんのために頑張るから」




みんなが恋い焦がれるSUに、そんなことを言われるなんて。

あたしはすごく幸せ者。





今日のライブも楽しみにしているよ。

今日はどうやってあたしを感動させてくれるの?



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