ダサ倉君に焦がれたい
16. やっぱり友達が欲しい
「それで結局、早瀬純は大丈夫なの?」
学校に行くと、心配そうな章司君がいた。
そんな章司君に大きく頷く。
章司君が心配してくれる理由はすごくよく分かる。
最近、その話題で引っ張りだこだから。
「でも、彼は早瀬純との熱愛を認めたんだよね?」
「うーん……熱愛って言うか……」
確かにSUは、早瀬純を「大切な人」と表現した。
大切な人には間違いないんだけど……
その秘密はトップシークレットだ。