*゚闇に沈む少女*゚



朝餉の争奪戦が終わった




てか マジ 凄まじい物だった......
おかずの取り合いw




まぁ 男の人はよく食べるんだろう......




けど凄った......




「雛菊、こっち来い。」





...命令かよと、思ったけど
言うと怒れるので 心の中だけにした。





「はい、なんでしょう??」





「今日、新八と一もこっち来い!」





「お呼びですか...副長。」





「どうしたんだ??」




土方さんに 呼ばれた
永倉さんと斉藤さんも集まった。






「今日の巡察に雛菊を連れて 巡察に行け!!」





早速 任務が与えられた。





「はいよ!紫陽花、よろしくな♪」





「わかりました。よろしく頼む、雛菊。」






「こちらこそ宜しくお願いします♪」




わぉ!初任務だぁ〜♪頑張らなきゃね♪♪♪




「すまんな、任命した初日からで...」





近藤さんは申し訳なさそうに言う...




全く...ホントにお人好し(苦笑)






「僕も もう新撰組の隊士ですから、お気になさらず♪」




僕は 広場を後にし、巡回に行く為に
部屋へ戻った。



食事を終えた後、巡回に行くために
身支度....と言っても



仕事道具とかは、何時も隠し持ってるし
刀を取りに行くくらいだ。




3本の愛刀を腰に指し
門に向かうと 既に永倉さんと斉藤さんが
待っていた。





「すみません、お待たせして。」






「俺らも 今来たとこだ、気にすんな!!」




おぉ、男子の皆さん。



デートの待ち合わせの時は、永倉さんの台詞を言いましょう。



ここテストに出ますよ○-○✧(笑)




「それでは、巡察に行くか。」






僕達 3人と隊士達は、
巡察をするために街を散策した。






それにしても...京の街は賑やかだな〜♪♪







「紫陽花、そんなキョロキョロしてどした??」






「いや、賑やかだな〜と思いまして。」




始めてきた時は あまり見なかったけど
呉服屋や刀屋、八百屋など


いろんな店があり、まるで商店街のようだった。




「なぁ、そろそろ敬語辞めないか??



何か 違和感というか...」





「永倉さん、僕は年下ですから。」




にっこりと脅すように言った。






「............。」





この時、斎藤さんが僕のことを見ていたなんて 気付いていなかった。



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