*゚闇に沈む少女*゚
*沖田side*
僕と新八さんは、雛菊さんに誘われ
と言うか....この人が 芹沢さんとどんな話をしてるのか 気になって来てみた。
すると、芹沢さんの雰囲気が
少し柔らかくなった気がした。
それに、最近は問題も起こす事が少なくなり
正直 驚いていた。
お梅さんとも 上手くいってるようだし
何だか安心した。
確かに 芹沢さんは問題を起こすけど
決して、尊敬していない訳では無い
寧ろ、尊敬してる。
最近は 土方さんも芹沢事件が激減していることに驚いていた。
それは 彼女が居るからだろう....
僕は、大阪での彼女の言葉を思い出した。
「芹沢さんは...あなた方が思っているほど
悪い人じゃない気がしたからです。」
「新見さんも芹沢さんも、不器用なだけで
あなた方と同じように
....この壬生浪士組を愛しています。
初めに会ったとき、そう思ったのです。」
そう言っていたのを思い出した。
確かに、お酒好きで怒りっぽい人でやり過ぎてしまうことがあっても
それは、我々のことを思ってやってくれてたことでもあったのだ。
それを、彼女はこの短期間で見抜いた
芹沢さんだって、この壬生浪士組の仲間だ
外だけで仲良くしたってダメだと思った。
僕は、もっと芹沢さん自身の事を
知りたくなった。