*゚闇に沈む少女*゚
暫く、道を歩いていたが....
平和というものは なかなか続かない。
「芹沢さん、後付けられてます。」
「あぁ、そうだな。
お前ら 準備は出来てるな?」
新見さんらは 芹沢さんの言葉に頷いた。
「おい、お前ら隠れてるんだろ。
儂が相手してやるから 出て来い!」
僕らを囲む様にして 長州達が現れた。
「芹沢さん、相手は 20人ほど居ますが。
壬生浪士組の評判を落とさない為に 出来るだけ穏便に済ませましょう。
僕は、素手でも気絶させられますよ?」
僕は 芹沢さん達を乗せるために
敢えて挑発した
「うむ、お前ら やれるな?」
「当たり前です。」
「舐めるな、小娘が。」
「1人も 残らず終わらす。」
芹沢さん、新見さん、野口さん、平山さん、平間さんは、紫陽花によって火がついた。
というか、やはり弱い相手ばかり
素手でやろうかなぁ?
「壬生浪士組は、俺らが倒す。」
おぉー、口は達者だな。
「ふん、やれる者ならやってみろよ?
但し...覚悟しろよ?」
僕の裏の顔に、新見たちは動揺した。
「クソ生意気が、やれお前ら!!」
「おぉーー!!」
ほんとに まぁ叫ぶのは恒例だよね
煩いから辞めてほしいよ....まったく。
「紫陽花、怪我でもしたら儂が許さんぞ。」
「それは、誰に言ってるんですかっ?」
向かってくる相手に
素早く 気絶するツボを素手で応戦した。
僕が わざとそこを狙わせている為
隙を作っている事も知らないで引っ掛かるなんて。
そして、早くも20人が気絶として倒れた。
「お疲れ様でーす!」
「お前、凄いな素手でやるなんて。」
新見さんに褒められちゃった♪
光栄だなー♪
「さて、この人らを縛って 屯所に帰りましょ?
縛った奴は 部下に任せ、僕らは屯所に戻った。