こゝろ





「ねえ、撫子。覚悟はできた?」



「覚悟? 何の?」撫子は鼻で笑いました。



「まさか、優心に殺される覚悟ってこと?」



「それ以外にないでしょ?」



撫子は「……本気なんだね。」と言って、スコップを手に持ち、構えました。



「じゃあいいよ。殺り合おっか。」



とうとう撫子もやる気になったみたいです。




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