こゝろ





「ありがとな。今日は助かったよ。」



すっかり遅くなってしまい、真っ暗闇の中、島原くんの自転車のライトを頼りに、二人並んで歩きます。



それにしても、暗くなると寂しくなる半面、誰かと一緒だと、ましてやそれが好きな人だと、これほどまでに胸が苦しくなるのはどうしてでしょうか。




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