こゝろ
ラクガキを終え、つけまつげと一緒にプリクラが出てくると、ハサミで切って、二人で分けました。
「ねえ、優心はどこにそれ貼る?」
「うーん……スタンドミラーかな……。」
「あれ? 優心も鏡なんて持ち歩いてるの?」
撫子は私のことをなんだと思っているのでしょうか。
「それくらいちゃんと持ってるよ!」
「そんなに怒らなくてもいいじゃん。ただ、ちょっと意外だって思ったのはごめん。」
……私はそんなに女の子っぽくないのでしょうか。