キミと秘密の交換恋日記
近くにわたしが通っていた中学校のエスカレーター式の花園百合女学院高校という高校はあったが、身体の弱いわたしはその花園百合女学院でやっていけのるか不安でその高校には行かず、少し遠いわたしのペースに合った明徳高等学院に行くことを選んだ。
バスの中から見える景色はいつもとかわらないはずなのに、この日はなんだか少しだけ違うように見えたんだ。
いつもと同じ、お気に入りの特等席に座っているはずなのに...。
“転校生が来る”という心の中の魔法だろうか。
わたしには舞い上がる資格なんてないのに
「次は明徳高等学校前。次は明徳高等学校前。」
バスのアナウンスが響きわたしはボタンを押しリュックを手に取り降りる準備をした。
バスが停止し、バスの定期券を取り出すとき、バスの運転手さんに『行ってらっしゃい』と言われた後、『今日はニコニコしてるけどなにかいいことでもあったの?』と言われた。
わたしは笑顔のまま『秘密です~』と言って定期券を通す、バスを降りていく。
バスを降りた直後、わたしは歩きながら一人運転手さんに言われたことを考え始める。
――そんなに顔に出てたかなぁ~。
確かにいつもはつけていないヘアピンつけてるし…
だけどいつもと違うのはそれくらい。
バスの中から見える景色はいつもとかわらないはずなのに、この日はなんだか少しだけ違うように見えたんだ。
いつもと同じ、お気に入りの特等席に座っているはずなのに...。
“転校生が来る”という心の中の魔法だろうか。
わたしには舞い上がる資格なんてないのに
「次は明徳高等学校前。次は明徳高等学校前。」
バスのアナウンスが響きわたしはボタンを押しリュックを手に取り降りる準備をした。
バスが停止し、バスの定期券を取り出すとき、バスの運転手さんに『行ってらっしゃい』と言われた後、『今日はニコニコしてるけどなにかいいことでもあったの?』と言われた。
わたしは笑顔のまま『秘密です~』と言って定期券を通す、バスを降りていく。
バスを降りた直後、わたしは歩きながら一人運転手さんに言われたことを考え始める。
――そんなに顔に出てたかなぁ~。
確かにいつもはつけていないヘアピンつけてるし…
だけどいつもと違うのはそれくらい。